インタビュー#2 リーブスマスターヒーラー&創造療法カウンセラー しおだ桂子さん                                「更年期は、新たな自分の人生を創造する大チャンス」

 

しおだ桂子さん

──ヒーラーの道に入ったきっかけを教えてください。

しおだ桂子さん:

 大学卒業後、IT業界に就職し順調にキャリアを積んでいました。しかし、心のどこかで常に、「本当に幸せとは何か?豊かさとは何か?」と自問自答を繰り返していました。

 原因不明の病気を抱えたり、メンタルを保つのもやっとという精神状態も経験しました。

 そのため、「心身を本当に健康にするにはどうすればいい?」や「幸せを感じるにはどうすればいいのか」など、解決策をずっと模索していました。

 その後、結婚して娘を出産したことが一番の転機になりました。「自分のネガティブな部分をしっかり受け入れ改善して、娘に悪影響を与えないようにしよう」と、セルフケアに本格的に取り組み始めたのです。

 最初は、伝統のあるホメオパシーやヨガなどを学び、実践するようになりました。そうした探求のなかでオーラソーマやスピリチュアルな世界を知り、リーブスのヒーリングメソッドとの出合いがありました。

 そして各種のリーブス講習(※)を受け、それらを教え始めて、その後リーブスのオンラインコースが開設されたので受講しました。ヒーラーになりたかったというよりは、気づいたらヒーラーの道に入っていた感じです。

※リーブス講習:リーブスが2019年以前に提供をしていた、プログラム単位でメソッドやワークを学ぶシステム。現在は、リーブスが認定したトレーナーとその受講者により提供されている。

──リーブスのヒーリングメソッドを教えるようになった理由は?

しおださん:

 私にとって、リーブスのヒーリングメソッドやワークがとても効果的だったからです。学び始めた当時は、もちろん今のような知識はなかったのですが、自分の抱えている問題には、親子関係や人間関係によってできたトラウマやカルマ、もしかしたら霊的な障害なども関係しているのではないか、となんとなく気づいていた部分もあったと思います。

 こうした問題を改善していくには、リーブスの多彩なヒーリングメソッドやワーク、陰陽師やシャーマン、錬金術師としての学びがとても役立ったんですよね。

 それらの知識や能力を身につけたことで、同じような悩みで苦しんでいる方の問題を改善するお手伝いができるかもしれない、そう思ったからです。

──スピリチュアルヒーリングに対する抵抗のようなものはありませんでしたか?

しおださん:

 たしかにリーブスと出合うまで、スピリチュアルヒーリングに対しては、「怪しいな」と警戒していた部分は正直ありました(笑)。

 ただ、リーブスのヒーリングメソッドの根底にある「自己治癒」という考え方を知って、「これは素晴らしい!」と共感できたんですね。

 リーブスのヒーリングメソッドはすべて、相談者が本来持っている自分で治そうとする力である「自己治癒力」に働きかけるようにデザインされています。

 ですからリーブスヒーラーの役割は、「自己治癒力」を引き出すために寄り添うことであり、できる限りリピートさせない、ヒーラーに依存させないことを心がけて施術を行っています。

 こうした姿勢にとても感銘を受け、リーブスの様々なメソッドを体験してその効果を実感したことで、現在は、リーブス・マスターヒーラー、リーブス創造療法カウンセラーとしても活動させていただいています。

 
 


──リーブスオンラインスクールで専門的に研究された分野について教えてください。

しおださん:

 2つありまして、「親子(人間)関係によるトラウマ解消」と「更年期で悩む方への癒し」です。

 マスターヒーラーや創造療法カウンセラーになる課程において、この二つのテーマに取り組み、モニターさんを募って施術研究をしました。

どちらもまさに、私自身が体験し、克服してきた課題ですので、ご相談者様の問題解決に向けて、親身に寄り添えると思っております。

──「親子(人間)関係によるトラウマ解消を研究されて発見されたことは?

しおださん:

 私自身の実体験から、中年期(更年期を含む)に起こる心身の不調和の根底には、幼少期から成人期までに受けた親子関係や人間関係による影響が関係していると考えています。

 こうした場合、親や他者からの「ネガティブな言動」ばかりがその原因ではなく、「親や人間関係に問題はなかった」と感じていても、自分でも気づかないトラウマを抱える場合がある、ということに気づいたのです。

 例えば、決してネガティブな言動や暴力は受けていないけれど、無意識レベルで親の価値観を植え付けられていた、といったケースです。

親の「良い」が、必ずしも子どもにとっての「良い」とは同じはありませんから、それを植え付けられていたことが気づかないトラウマとなり、バランスを崩し心身の不調につながってしまうわけです。

──しおださん自身は、どう克服されたのですか?

しおださん:

 私の場合は、両親からの影響と、意識に浮上してきていないトラウマの両方あり、それを癒すのは大変でした。なぜなら、根底では両親のことを深く愛している。でも、その両親から受けた自分にとって好ましくない影響や部分を見つめるプロセスは、誰にとってもつらく、困難なことだからです。

 私自身も何年か向き合って、ヒーリングのセルフケアなどを行って、自分でも解消できたと感じていました。

 ですが数年前に、更年期症状が出始めたことで通院した際に、婦人科系の筋腫が見つかったんです。

幸いにも良性であることから、経過観察の猶予が与えらましたので、その間にあらゆるヒーリングを自分に施術し、さらに深い「内省」(自分と深く向き合うためのリーブスメソッドのひとつ)も行いました。

 そうするとやはり、まだ癒されていない幼少期からの家族関係のトラウマやカルマがあり、それらを必死で癒していく作業を、スーパーバイザーさんなどにもお願いして行っていきました。

 そうしたセルフケアが奏功したのか、1年後に医師からは「問題なくなったようですね」と言われ、安心しました。

 私にとってはまさに、親の影響力の深さについて考えさせられる体験でした。そして、この体験があって「更年期に悩む方へ癒し」というテーマとも取り組むことになったんです。

 
 

ストーンヘンジ(英国)でのライトワーク(2018年)

 

──「更年期に悩む方へ癒しではどのような発見がありましたか?

しおださん:

 前述したように、自分の幼少期、つまりインナーチャイルドを癒し始めたところ、更年期の症状も改善が見られた経験をきっかけに、同じような悩みをお持ちの方からはどんなフィードバックが得られるのかなと思い、更年期症状の改善サポートを専門的に研究し始めました。

 発見としては、更年期症状は、インナーチャイルドの癒すことによって、問題を改善するサポートができるのではないか、ということが一点ありました。

 また、もう一点は「更年期は大きなチャンス」だということです。

──「更年期は大きなチャンス」とはどういうことでしょう?

しおださん:

 更年期をむかえたとわかると、「老化の始まり」などネガティブなイメージを持ちがちですが、そうではなく「新たな自分の人生を創造する大チャンスが来たサイン」だと私は思っています。

 私自身もそうでしたが、更年期時期の多くの女性が、子供の世話や親の介護、あるいは日々の家事や仕事などに追われ、自分の時間を持つことが難しいのが現状です。また、子離れや親の死別などによる喪失感も起きやすく、自分の未来に対し漠然とした不安にとらわれがちになります。「本当の自分とはどういう存在か」や「魂の目的、生まれてきた目的」などを見つめる余裕がなかったりするわけですね。

 そうした中で、更年期にさしかかると症状として、心身の不調和を体験します。

 これはつまり「もう自分のことを考えていいよ」「もっと自分を愛していいよ」「自分を大切にしていいよ」というサインだと、私は自身の体験として感じ、またリーブスでの研究を通じて、確信に変わりました。

 私の場合は、更年期症状から内省することで、癒されていない自分に気づくことができました。

 仮に更年期症状として何も起こらない方でも、体内でホルモンの減少は起こり、脳や身体は次のステージに向けて、劇的に変化していますので症状の大小や有無だけではないと考えています。

 多くの方にとっても同じように、更年期のタイミングをきっかけに、真実の自分や喜び、魂の目的に目覚めることができると思っています。実際、更年期症状の方に向け、ヒーリングによるモニタリングを行ったところ、最終的にほとんどの方が、更年期症状を超え、今後の人生を自分らしく幸せに生きようと変化されていました。

 更年期症状・更年期障害といわれているものは、医学的に見れば諸症状ですが、その奥には新たな人生の創造をすべきタイミングが来たことを教えてくれているのだと思っています。

──リーブス・マスターヒーラーに加えて、創造療法カウンセラーになられた理由は?

しおださん:

 これまでヒーリングではどうしても癒しを進めることができなかった深い部分に対し、創造療法セラピーを受けることで、問題が解決に向かったことがきっかけでした。

 創造療法は、心理療法とヒーリングを組み合わせたセラピーです。そのいちばんのメリットは「一歩前に踏み出すこと」をサポートしてくれることだと私は感じています。

 ヒーリングによって、クライアントさんが自分に自信を取り戻すということはサポートできます。でも、さらに一歩前に進みたいというとき、ヒーリングだけではなかなかそれをサポートすることができないなと感じていました。

 新たな可能性や人生に向けて、一歩前に出る勇気をもつのは、自分自身の経験からもなかなか難しいこと。そんな時に創造療法が役立つのです。

 私自身も一歩を踏み出せずにいました。でも、自分を自分で創造しながら超えていくというこの療法を行うと、自分の変化を目の前で体験するので、一歩踏み出すしかないと自己受容ができるようになります。

 創造療法では、独自のカウンセリング方法を行いながら、クライアントは、描画(絵を描く)、体現(体で感じる)、砂現(リーブス箱庭療法)などを使って自分と向き合います。そうすると、ヒーラー対クライアントという形から、自分対自分ということになり、自分に素直になれてしまうわけです。

 創造療法内では、こんなことを表現したらどう思われるのか、なんてことも気にしなくてもいいのですから、純粋に、自己表現ができるようになります。

 創造療法を体験すると、一瞬で変化する感じがします。その意味では錬金術的なメソッドかなと思います。

 今後、少人数制の創造療法ワークショップを開催したいと思っています。

 
 

田沢湖(秋田県)でのライトワーク(2009年)

 

──ヒーラーとしての活動プロフィールを教えてください。

しおださん:

 「自分を愛すること、自分を大切にすること」をテーマに、2014年に「musubu(結ぶ)」というサロンを立ち上げました。リーブス講習での学びを活かしてスピリチャルヒーラー、錬金術師・上級陰陽師・カリスマシャーマンとして、ヒーリングを中心にスピリチュアルワークの提供を開始しました。

 2021年7月からは、「リーブス・マスターヒーラー」資格を活かしてさらに活動の幅を広げ、2022年12月には「創造療法カウンセラー」認定を頂きましたので、現在、創造療法メニューの提供も開始したところです。

──相談から施術までの流れを教えてください。

しおださん:

 提供するメニューをご覧いただき、受けたいものが明確であれば、それをお申し込み頂く方法がひとつあります。

 もうひとつは、「解消したい問題があることはわかっていても、どんな施術を受ければいいかわからない」という人のために、「コンサルテーション」というメニューがあります。

 コンサルテーションは、まずお悩みをお伺いして、こちらから提供できる施術をアドバイスさせていただく方法です。このやり取りの際にもヒーリングが流れますので、それだけで「問題が解決した」という方もいらっしゃいます。

──ヒーラーとしてのテーマ・目標みたいなものはありますか?

しおださん:

 私はずっと「人生を自分らしく豊かに生きるために、本当に必要なことはなにか」を求めていました。そのために必要なこと、それは「自分を大切にすること、自分を愛すること」であると実感し、その気づきのサポートをさせていただくことが、私自身のヒーラーとしてのテーマだと思っています。

 

ロスリン礼拝堂(英国)でのライトワーク(2018年)

 

──ヒーラーとしての心構えみたいなものはありますか?

しおださん:

 相談者さまに徹底して「寄り添う」ことです。

 相手の話をしっかりと聞いて、自分の勝手な考えを相手に上からかぶせないようにすることへは、細心の注意を払いますね。人にとっての幸せは、百人いたら百通りですから。そこに到達するまで、しっかりとお手伝いをさせていただきたい、という気持ちでサポートさせていただいています。

──ご自身の強みはどこにあると思いますか?

しおださん:

 親子関係のトラウマでお悩みの方や、更年期に関するお悩みの方に対しては、自分の体験を生かしたサポートができるかと思っております。また、この2つに関しては臨床経験も豊富なので得意分野ともいえるかもしれません。

 特に「親子関係は円満のままに育った」と認識している人であっても、じつは潜在的に何かしらの不満などを抱えている場合があります。こういう人の場合、まさか両親との関係性が自分の問題になっているとは気づきにくいのです。

こうした場合には「インナーチャイルド改善プログラム」によって、問題への気づきとその癒しのお手伝いをさせて頂きます。自分の体験とこれまでの施術経験が活かせるケースですね。

 また、人は心・体・魂がつながりあってバランスをとっています。この調和が崩れると、心身に何かしらの問題を感じたりします。

あえて自分の強みをいうならば、これまでの学びをトータルに生かして、心・体・魂のどの面からでも癒しのアプローチをできることが、私の強みかもしれません。

──ヒーラーになってから覚醒した能力と感じることはありますか?

しおださん:

 ヒーラー活動をしていく中で、観音様の集合意識やエネルギーとのつながりが強くなっていった気がしています。

 また、水の要素を使ったヒーリングの効果が向上していると感じています。健康に欠かせない血液に働きかけるヒーリングなどですね。

 この2つのエネルギーは、私が行うヒーリングワークやセラピー内で、自然に流れていますので、私の個性と言えばそうかもしれません。

──趣味やライフワーク、今後の目標は?

しおださん:

 趣味はヨガで、毎日やっています。体が硬くなると心も固くなるような気がして。

 ライフワークはヒーラーとしてのテーマと同じく「自分を愛すこと」ですね。自分を愛しきれないと死ねないかなと。

 そして、自分を愛することができれば、他者や地球、宇宙も同じように愛することができるのではないか、と思っています。

 今後の目標としては、少人数制の創造療法のワークショップを、様々なテーマで定期的に開催したいと思っています。ブログ等で発表しますので、ぜひ、お集まりください!

 

 しおだ桂子さんプロフィール

2014年からスピリチャルヒーラーとして活動。ヒーリングを中心として錬金術師・上級陰陽師・カリスマシャーマンとして、スピリチュアルワークを提供。スピリチャルティーチャーとしても、プロのヒーラーを目指す方の育成・指導しております。

リーブスインスティチュート(https://jp.leavesinstitute.com/)認定リーブスマスターヒーラー®として活動中。(2021/7月にヒーリングイノベーションマスターコース2年目を修了)

また、リーブスインスティチュート公認創造療法カウンセラー(2022/12認定済)として、創造療法セラピーを提供しております。

代表 しおだ桂子 

○スピリチャル&ヒーリングワークス musubu

HP: https://www.onmyo.jp.net/

Blog: https://www.onmyo.jp.net/○/癒しと真実へむすぶblog/ 

イベント開催のお知らせや、新しいヒーリングのご案内などを定期的に更新しています。

○大人女子のためへ応援ブログ

更年期からハッピーに生きる!ワタシを癒すヒーリングセラピー

女性なら誰しも通る更年期に焦点をあて、更年期の情報や過去の体験などを掲載しているブログです。更年期症状があるなしに関わらず、これからの人生を自分らしく豊かに、そして快適に過ごしたい方は、ぜひ!ご覧になってみてください。