創造療法プラクティショナーコース
ご入学対象:創造療法カウンセラーコースを履修済みの方。
🍃このコースで学ぶ授業について解説しています!
コース期間
1年制(42週間)
受講期間
2022年9月~ 2023年6月
学期構成
1年間3学期で構成
学習所要時間
週あたり最低3〜5時間の学習
修了証
得られる認定資格
創造療法学部 創造療法プラクティショナーコース
創造療法プラクティショナー ※所定の審査(認定ケースデータの提出)に合格することが条件となります。
コース概要
コースで学ぶ心理学理論と技術
認定資格「創造療法プラクティショナー」について
「創造療法プラクティショナーコース」では、「創造療法カウンセラーコース」で学んだ心理療法の理論を基礎として、そこからさらに相談者のプロセスや課題を理解するための心理学理論を学び、それらを背景とした技術とその活用を体験的に学んでいきます。(具体的な学ぶ理論と技術の内容は下記参照)
これらの心理学的な知識を背景として、深く根付いた恐れやネガティブな感情、トラウマ、カルマ、シャドウなどの難しく深い問題と向かい合う、濃密なセルフワークを行いながら、それらについての知識と経験を深めていきます。
こうして自分自身の経験と個人的な理解に裏付けられて、学んだことがセラピストの中で本当の知識となった時、相談者に対して正確な心理プロセスの理解や分析ができるようになっていくのです。
このコースでは、そうしたセルフワークでの癒しと自己理解・自己受容の経験から得られる、心理プロセス理解や分析に基づいて、相談者が自分では抵抗して入っていけない深い闇や問題の根底に向かい合い、それを受容・超越していくためのガイダンスを「介入」として行えるようになることを目指しています。
また、創造療法以外にも様々な心理療法がプロとして提供できるようになる認定資格「創造療法プラクティショナー」養成コースにもなっています。
このコースで学ぶ心理学理論と技術
🔶学ぶ心理学理論
「トランスパーソナル心理学」
人間の霊的な側面(スピリットやハイヤーセルフ等)や、宇宙過去世を含めた過去世の記憶、胎内記憶、神秘体験等を尊重し、限られた自己意識を超えて(トランスパーソナル)、真我を追求する哲学的心理学です。
「ユング心理学」
カール・グスタフ・ユングが創始した深層心理学理論であり、心理療法理論です。このコースでは特に「集合的無意識」についての理解を深めます。
「元型」
元型(げんけい、アーキタイプ)は、ユングが提唱した概念で、集合的無意識で人類が共有する意識のパターンを元型と呼びます。タロットの大アルカナなどがその代表例。意識と自我に対して、言動を促す心的エネルギーです。
「錬金術」
錬金術とは、本来人間の超越的創造性と神性の覚醒と成就を目指すものです。人間の霊的覚醒に関する、あらゆる覚醒の段階についての錬金術的な理論があります。それを、心理療法的に活用できるように体系化したものをリーブスでは教えています。
🔶学ぶ技術・プロとして提供可能となる技術
「分析」
人間の成長や覚醒に関する様々な心理学的基礎理論を学ぶことで、相談者の抱えている問題の根底にある課題やニーズへの仮説を立てることができ、実際のセッションを通して、それが明確になってきます。分析は、相談者が課題に向かい合い、問題を解消したり、目的を達成するためのサポートとしての「介入」を、しっかりとした根拠をもち判断する上で必要になります。
「介入」
心理療法における「介入」とは、施術者(創造療法プラクティショナー)側が、相談者の状況を理解・判断し、相談者に対して問題解決あるいは目的達成のために最適な方法を、心理療法のプロセスの中で提案し、実施していくことを指します。
「リーブス箱庭療法」
ユング式箱庭療法をベースに、ヒーリング、錬金術、トランスパーソナル心理学、シャーマニズムなどの要素を取り込んだ、短期間に効率よく癒しと覚醒のプロセスを促すリーブスならではのパワフルな心理療法です。
「元型とシンボルのエネルギーとメッセージ」
箱庭療法提供時に、そのプロセスをセッションの中で行うことができるように、相談者が自分の課題と無意識層につながれるエネルギー領域を作り、相手をサポートできる技術を学びます。同時に、相談者が箱庭療法で使うシンボルとエネルギー的につながり、それを通して自分の無意識層からのメッセージを受け取り、理解することを助ける相談者とのヒーリングコネクションの技術を学びます。
「シャドウワーク」
私たちが最も恐れるもの、それは他者や外界ではなく、自分自身のシャドウです。シャドウワークを通して、自分のシャドウを受容すると、私たちの持つ恐れは消えていきます。シャドウワークでは、無意識層に繋がって、自分が無意識層に押し殺してきた過去のネガティブな経験や感情、あるいは自分の受容できない側面と向かい合い、それを受け入れて癒していきます。コースでは体験型の学びを通して、自らのシャドウを受け入れつつ学び、リーブスのこの創造療法プラクティショナーとして、様々な技術を使って提供できるようになるまでを学びます。
「リーブス ファミリーコンステレーション」
ファミリーコンスタレーションは、相談者の人格改善、家族間を含めた人間関係の改善に適したゲシュタルト(今ここにフォーカスする心理療法)のワークです。通常のファミリーコンステレーションを行うには大勢の人員が必要ですが、このコースではリーブスが独自独自に開発した、相談者ひとりに対して遠隔でも施術できる「リーブスファミリーコンステレーション」を、相談者に提供できるよう学びます。
※一般的なファミリーコンスタレーションの施術手法については学びません。
「創造療法用レムリアングリッド」
創造療法およびリーブス創造療法プラクティショナーが提供するすべての施術のプロセスをサポートし、施術終了後にも、相談者さんの自己実現・自己覚醒のプロセスが継続して進むように特別に創られたレムリアングリッドを学び、提供できるようになります。
「創造療法プラクティショナー」は、下記にあげる様々な施術アプローチを通して、相談者のあらゆるケースに柔軟かつ効果的に対応できる知識と技術を身につけたプロフェッショナルです。
●認定資格の授与条件
コース期間中、もしくは卒業後3年以内に、「認定ケーススタディ」を提出し、審査に合格することで認定資格「創造療法プラクティショナー」が授与されます。
※認定ケーススタディの詳細をご希望される方は、下記よりお問い合わせください。
こんな方に最適なコースです
様々な心理学理論、心理療法理論を学んでみたい方。
様々な心理療法をプロとして提供し人々の癒しに貢献したい方。
リーブスでしか学べないオリジナルな心理療法やアプローチに興味がある方。
自分自身の課題や葛藤を理解したい人。
人の力と可能性を信じるアプローチのセラピーを行いたい人。
人格形成や人間の成長に関する錬金術的なアプローチに興味のある人。
過去に向かい、過去について話し深めていくセラピーではなく、現在、今ここに向かって、自分と自分の世界を創造する、希望に満ちた癒しに興味がある人。
自分に希望や強さを見出したい人。
家族や子供に寄り添い、心の支えになりながら、成長を支えていくためのカウンセリング的メソッドや、自然で効果が高く、相手の自尊心を尊重したアプローチを学びたい人。
創造療法プラクテショナ―コースの学びの内容
下記履修科目の内容について、朝倉裕美子が解説しています。
履修科目(各ユニットのテーマ)
トランスパーソナル&ユング元型心理学
1.トランスパーソナル&ユング元型心理学の統合モデル
2.元型とシンボルのエネルギーとメッセージ
3.イメージと誘導瞑想による癒しと変容
4.グループスーパービジョン(会議形式)描画分析的介入
1.分析システムの活用(TPHアプローチ、6ブロック)
2.誘導瞑想での描画(インナーチャイルド 、地下室、ドア、薔薇の木、秘密の庭)
3.トラウマへの対応(イメージ、シンボル、色、体現)
4.認定ケーススタディガイダンス、グループスーパービジョン(会議形式)
リーブス箱庭療法:元型箱庭1(自立型グリッドサポート)
1.元型エネルギーと箱庭:ヒーロー元型の変容的発展
2.人間の成長段階と女性性と男性性の静的・動的側面3.自己統合と霊的覚醒、錬金術的変容のプロセス
4.グループスーパービジョン(会議形式)
リーブス箱庭療法:元型箱庭2(自立型グリッドサポート)
1.誕生前後の自己生成と自己愛
2.シャドウワーク
3.家族と人間関係4.グループスーパービジョン(会議形式)
リーブス ファミリーコンスタレーション
1.準備と手法
2.分析と介入3.追加サポートの提供(前後とワーク中)
4.グループスーパービジョン(会議形式)
総合的なセラピーの提供
1.創造療法用レムリアングリッド
2.ヒーリングサポートプログラムとの併用
3.グローバルサイコシンセシス
4.グループスーパービジョン(会議形式)
学期ごとの学びの概要
▶をクリックすると表示されます
第1学期
第1学期では、有効な自己治癒覚醒型の心理療法として、ホリスティックに統合されたセラピーを行う目的に焦点を当て、創造療法とはどういうものかを理解します。また創造療法の朝倉裕美子のイギリスでの長年の研究の元に生み出された創造療法理論は、内的混沌の有効性への研究に基づいた創造的変容を促す心理学的理論です。創造療法理論を深く理解するために、創造療法理論の研究の裏付けとして使われた、心理療法の基礎理論(精神力動学、トランスパーソナル心理学など)の重要なポイントについても学びます。
第2学期
第2期では、自己を理解するためのツールとしての「描画」ワークそして「体現」ワークを学びます。
描画ワークでは、ヒーリングと描画と内省を使って、自分が受容できていない本当の気持ち、抑圧している感覚、抵抗している部分、傷ついている部分を癒しながら受容します。それにより、矛盾のない、自分のためになる人生や日々の選択ができるようになり、より豊かで満ち足りた生き方ができるようになります。どんな状況でどのように描画を使っていくのかなどの介入方法も含めて、その方法論を学びます。
体現ワークは、ダンス&ムーブメント療法やドラマセラピーなどのスキルを、リーブス独自のヒーリングおよび内省技術と組み合わせて、言語を超えて有効な自己理解、自己受容のための内的コミュニケーションを可能にする全く新しいテクニックです。独自の「エンボディメント理論」により、無意識に抑圧している自分の感情や意図や願いに対し、身体を動かすことや内省を通して自覚・解放するダイナミックな癒しが起きます。また、体現も自己治癒の哲学で開発されており、体現を通して自分の気持ちを受容する方法を身につけ、自分にとって必要なことを意識できるようになっていきます。また、このワークを通して心と身体と魂や霊性が常に一つであることを理解できるため、ありのままの自分に対してリラックスすることができるようになります。
第3学期
最終学期では、創造療法の理論で独自に開発した箱庭を使った「砂現」を学びます。リーブス独自の自己創造理論からの自己覚醒、自己発現を目的とし、箱庭療法を深層心理学と錬金術をベースに開発した砂現ワークは、ワークの瞬間に自己変容とカタルシスを起こすパワフルなワークです。リーブス独自の自他関係のバンダリの学びや、自己変容のサポートとしてのヒーリングの自然な活用によって、無理なく喜びある変容を促す画期的なワークです。
また、この学期は、ゲシュタルト心理療法とトランスパーソナル心理学、およびトランスパーソナル心理学から発達した癒しの哲学であるサイコシンセシス、およびグローバルサイコシンセシスをもとにした、リーブス独自の社会的自己実現のための癒しのアプローを学びます。
このように学びを進める中で、ますます深くなる創造療法のアプローチにより、個人的にもホリスティックな、そして社会とのつながりも含めた総合的なセラピーへの理解が深まります。
<※箱庭療法を学ぶ際にご準備いただく用具類について>
箱庭療法等を学びぶ際の施術用専門用具は、「創造療法カウンセラーコース」で使用したものを引き続きご利用いただけます。ただし、シンボル・オブジェクト等を追加購入するような場合は、コース料金外のオプションとして、各自の費用負担となりますことを予めご了承くださいませ。
講師&チューター
講師
リーブスインスティテュートでの学びは、全講座の講師を務める朝倉裕美子との出会いから始まります。
チューター
コース内容に精通したリーブス・チューターが、あなたの学びのお手伝いをいたします。マンツーマンの「個別チュートリアル」や「グループチュートリアル」の提供により、コースでの学びをより深めることができます。
学習環境&学習方法
最新のオンライン教育プラットフォーム
リーブスインスティテュートでは、最先端のデジタル通信技術を駆使した国際的なオンライン教育プラットフォーム「CANVAS」を通じて、すべての授業を提供しています。「CANVAS」へは、アプリを経由することで、スマートフォン、タブレット、パソコンよりアクセスが可能です。
「CANVAS」では、朝倉裕美子によるライブ講義、録画講義への参加の他にも、セミナーや会議に参加したり、毎週のディスカッションを通じて学生仲間とつながり、「オンラインジャーナル」を介して学習内容を記録することができます。また、すべての課題について、チューターからフィードバックを受け取ります。
世界のどこにいても、インターネット接続と端末、そして、学ぶための情熱と意欲さえあれば参加できるのが「CANVAS」です。リーブスインスティテュートのオンライン教育は、あなたの生活に柔軟に対応しながら、学ぶことができるシステムになっています。
オリエンテーション
コースを開始するにあたっては、学習についての必要事項をご案内いたしますので、事前にリーブスインスティテュートのオンライン学習プラットフォームにアクセスしていただき、学年度の開始準備をしていただきます。どのような準備が必要で、年間を通してどのようなプログラムを学ぶのか等、学習と準備内容がすべて明確になるように情報提供いたします。
学習方法
以下のような学習方法から選んで行います。
オンライン講義(ライブストリーミングおよび録画)
オンラインセミナー
グループチュートリアル
チューターあるいはメンターによる個別指導
グループ・ディスカッション
自己発展のための内省ジャーナル
オンラインクイズ
課題等の出題と提出
プレゼンテーション(研究発表)
※以上の学習方法を全て行うわけではありません。
課題・評価について
リーブスインスティテュートでは、授業、学び方、課題、評価のすべてにおいて、大学教育レベルのクオリティを提供しています。またリーブスの教育哲学である、可能性教育の原理に基づいて、一人ひとりの独自性や素晴らしさを発展させることを目指しているものです。
出題される課題は、すべての学生が自分自身の知識として、学びを身につけることを目的としています。全ての課題は、講義内容そのものというよりは、講義を通して自分が何を学び、何を感じ、どのように成長したかにフォーカスしています。課題を通して、自分に向かい合い、自分の言葉で、自分の考え、経験、思いを自信を持って伝えられるプロになるための、自分らしいコミュニケーションもしっかり学べます。
成長するというのは、それまでの自分を超えていくということでもあるので、チャレンジにはなると思いますが、自分らしく、プロフェッショナルレベルの自己表現ができるような成長を感じていただけると思います。
自主学習と自己実習について
学期中は、録画講義を繰り返し見直すことができ、見直す度に新しい気づきがあるなど、自主学習に有効に活用していただくことができます。
また、講義を受講する以外に、自主的に学習や実習を行うことにより、講義の学びを深め、自分が実感できる知識や経験として身につけて行く必要があります。それは、講義の学びを、自分自身にとって必要な知識や技術、スキルとしてこれからも活用して行く上でとても重要です。
こうした個人学習には、講義からの復習、週単位で翌週までに行う実習課題、他者と協力し合うグループと行う作業やプロジェクト、自分の学びに有意義だと判断できる参考図書の読書、課題の作成、プレゼンテーションの準備等が含まれます。
個人学習の成果がより高まるよう、リーブスインスティテュートは「CANVAS」上のオンラインリソースを含む優れた学習設備によって、皆様の学びをサポートしています。
修了証の授与
本コース終了後、認定資格「創造療法プラクティショナー」を得ずに卒業する場合は、受講証明書が授与されます。「創造療法プラクティショナー」を得られた場合は、「リーブス創造療法プラクティショナー認定証」が授与されます。
アカデミック・スタンダード
リーブスインスティテュートが提供するすべてのコースは、英国リーブスインスティチュート 本部での高等教育企画推進委員会の指導のもとに、高等教育として最高の学術基準で提供されます。英国ヒーラー&ヒーリング協会連合によって承認された指導要綱とカリキュラムを参照しています。コース設計とプログラム構造においては、英国高度な教育認定や業界資格認定水準に準じたものを採用しています。代表的な高等教育認定機関であるABC Awardsと、ヘルスケアや社会福祉を含めた幅広い業界の資格水準を定める機関であるCerta Awards による資格認定基準などです。
入学申請と入学までの流れ
入学をご希望される方は、以下のリンクから、入学問合せフォームをご記入の上、フォームを送信してご登録ください。(入学対象者は「創造療法カウンセラーコース」(旧名称創造療法カウンセラーディプロマ」を終了、もしくは修了された方のみとなっております)。
入学問合せフォームをお送りいただきますと、折り返し受講料についてのご案内と入学申込みフォーム(申込受付期間中)、「志望理由書」がEメールで届きます。
届いた入学申込みフォーム・志望理由書を記入して送信してください。
折り返し、その後の必要な手続きのご案内が送られてきます。
希望コース入学可能通知がきたら、コース申込金の支払い手続き完了を持って、席を確保することができます。
コース申込金の受領確認後5日営業日以内に、初回の受講料お支払いのお願いをお送りしますので、期日までにお支払いをお願いいたします。初回受講料の支払い期日等に関しましては、お申込み頂きました方に個別にご連絡いたします。
コース開始の1週間前に、オンラインキャンパス参加のためのログイン手順通知が届きます。また、リーブスインスティチュートでのコース受講開始のための準備ガイダンスの提供があります。