シャーマンについて

日本でのシャーマニズム研究の第一人者として知られる駒沢大学名誉教授の佐々木宏幹氏によると、シャーマンは若い頃は「霊媒」で、年を重ねるにつれて「予言者」→「見者」へと変わっていったと述懐する例が多いそうです。以下に佐々木氏が分類するタイプに基づいて、リーブスでの指導をご紹介します。()内は佐々木氏による分類名です。

トランス型(脱魂型)

シャーマンの霊魂(スピリット)が身体を離脱して霊界に行き、スピリットの協力を得て、ヒーリングをはじめとする様々なワークを行うタイプです。 リーブスでは、霊障ワーク、スピリチュアルガイダンスをはじめとする魂の癒しなどはこのタイプのワークとして、より安全な手法を開発してお教えしています。

スピリチュアルリーダー(精霊統御者)

守護霊やスピリットの協力を駆使してヒーリングをはじめとする様々なワークを行うタイプです。

上記のトランス型によるワークを効果的にかつ速やかに行おうとする場合、この素質が必要となります。そのため、リーブスではこうした素質を磨くトレーニングも行っております。

ミディアム/トランスミディアム(霊媒型・憑霊型)

シャーマンがトランス状態になって天使やスピリットを自らの身体に招き入れ、その存在がシャーマンを介してヒーリングなどのワークを行ったり、質問に答えたり語ったりするタイプです。この場合、シャーマンの個人的意思は働きにくく、本人が話したことも聞こえていない場合もあります。

リーブスでは、代表自身が日本で実践していたミディアム・トランスミディアムとしての経験と、英国の代表的なミディアム養成学校*での経験も生かして、ミディアムやトランスミディアムのテクニックやスキルから安全かつ有意義に活用できるものもお教えしています。低級霊がかかっておこる場合もあるため、聖域を管理したり、安定した判断力を養うことがとても重要になります。

*Arthur Findlay College(SNU)、College of Psychic Studies、英国神霊協会(SAGB)など。
予言者型・霊感型(チャネラー): シャーマンが天使やスピリットと直接交信(チャネリング)し、三人称で語る。シャーマン自身の個人的意志があり、占いとしても使われます。

リーブスで指導するワークの中で、クライアントにワークの中で、天使や霊(死霊・生霊・スピリット)との交信についてお伝えしたり、メッセージをお伝えしたりするために学ぶテクニックの一つです。英国ではこういうワーカーもミディアムと呼び、教会**でも活躍しています。チャネラーの主観的見解が入りやすいため、バンダリーの認識などの慎重なトレーニングが必要になるスキルでもあります。また、降りてくるメッセージやビジョンの解釈にもトレーニングが必要です。

**Spiritual National Union (SNU)の教会など。

見者型(シアー)

天使やマスターの姿が見えたり声が聞こえ、それらと会話したりしながら、彼らの言葉で語るタイプです。 これはリーブスでそうした技術の習得を指導するというよりは、そういう素質や能力を持った人が安全かつ有意義なワークを行えるよう、またそうして得る情報に依存しないで適切な判断を下せる精神力を育てるサポートとして主に行っています。また同氏の研究によると以下のようなパターンでシャーマンが覚醒することが多いと書かれています。

召命型

ある日突然心身の異状(巫病)として現れ、神霊(天使・スピリット)によって選ばれたものと見なされる。選ばれようと願っていてもなれるものではないが、選ばれてしまったら本人の意志で拒絶することも困難。

リーブスでお手伝いしてきた方々でも、このパターンで覚醒する人たちは、スピリチュアルエマージェンシーと呼ばれる覚醒のプロセスあるいは「一度死ぬ」というような壮絶な体験をする方が多いように思われます。そして自らが望んでではなく、その方が望まれて宿命を受け入れるというプロセスをとっておられると同時に、そうして覚醒したシャーマンの多くはワークを案内・宣伝したりしないので見つけることがとても難しいのも特徴です。しかしこのパターンにより覚醒するシャーマンが、その多くの存在が関与した権限と深い叡智により、もっともパワフルなワークを行うことができるように思います。

リーブスでは、そうしたプロセスをより安全でスムーズなものになるように指導し、その方が喜びを持って自らの素質を受け入れ、心身に負担にならないように安全に活用できるようになるまでをお手伝いしています。

世襲型

血統により選ばれる。霊的資質、人格が継承されると考えられる。

リーブスでは、霊障解消で有名なお寺を継がれるとか、日本では沖縄や東北などのシャーマンの子孫として生まれて周りから期待されているなどの方々から、より効果的で安全かつ利他的なシャーマニックワークおよび霊障解消ワークの指導を依頼されてきました。その伝統を壊さず、かつその方が喜びと確信を持って安全にかつ健康にお仕事を全うしていくことができるように指導させていただいております。すでにシャーマンとして覚醒されている方々に対しても、リーブスとは違うその手法を尊重した上で、安全で確実なワークを行い、かつ精神的・肉体的健康を保つための指導やサポートも、シャーマンサポートプログラムの中で行っています。

修行型

身体的理由(特に盲目)や経済的事情等からシャーマンになるための修行・学習を積む。

どのような動機からであっても、シャーマンになることがその人の望みなのかをコンサルテーションで確認し、その人にとって最も必要でありかつ重要なプロセスや方向性についてもアドバイスとともにご提案しています。まずはコンサルテーションでお気軽にご相談ください。方向性が見えたところからは、ご自身と宇宙がスムーズに動き始めるものです。

参考文献:
佐々木宏幹 著 『シャーマニズムの人類学』弘文堂、1984年。
ミリチア・エリアデ 著 『シャーマニズム』ちくま文庫