ごあいさつ

小学校2年生のとき、「どういうときたのしいですか」との学校での質問に、私は「だれかをしあわせにできたとき、だれかをわらわせられたとき」としか思いつかず、子供ながらにちょっとびっくりしたことがあります。「どうしてなんだろう」と。他に何があるか考えても、全く思いつきませんでした。これは神社などをお参りするときに、お願い事は「皆が幸せでありますように」しか思いつかないのと同じ感覚でした(神社はもともとお願い事をするところではないのですが・笑)。願い事が何でも叶うと言われて並んでお参りしたお地蔵様の前でも、いざとなると「私がすべきことができますように」しか思いつかないのです。でも今は、それが本当に望んでいることなのだと受け入れられるようになりました。

私たちは、様々な理由で自分の本当のしたいことを受け入れられないことがあるように思います。このホームページでご案内しているネルソンマンデラさんの講演や、マザーテレサの言葉にもあるように、人の目を気にしたり、目を背けたりしているときもあるかもしれません。でも、自分の本当にしたいことを知り、そしてそれを受け入れることができたら、それを成し遂げるのを妨げるものは何もないような気がします。

私は中学生くらいから、人の持っている長所を見出してそれを活かせるようにアドバイスすることに喜びを覚えました。そうしてその人が変化、成長し、幸せになるのを見るのがうれしくてたまりませんでした。小学校の時には、助けを求めてどこからともなく現れた人がそうしてお手伝いをした後にはもう来なくなると、人間としての自分には興味がなかったのだなと悲しくなりましたが、中学になるころにはもう気にならなくなりました。こんなことを一生して生きていけたら幸せだなと思ったものでした。でも、高校に入り、大学に入り、卒業するころにはそれをすっかり忘れていました。

私は普通に就職し、いつか静かに一人で自宅勤務ができる翻訳者になろうと入った会社で、望んでいなかったリーダーシップが必要な仕事ばかりに就くようになりました。どうして思い通りにならないのだろうと思ったこともありましたが、それから先の10年近くの会社員としてのビジネスキャリアと学びは今私のしている仕事にとても役に立っています。

私はプロとしてヒーリングをする前に、プロとしてヒーリングを教えています。ヒーリングを教え始めたとき、私はヒーリングの仕事に全く興味がありませんでしたから、ヒーリングを習ったことも学んだこともありませんでした。会社を辞め、出産して、ある日企画を手伝っていたヒーリングセンター設立に際し、「あなたが我々にヒーリングを教えられるとメッセージがあった」と、いきなりホワイトボードの前に立たされ、すでに様々な分野で治療家として活躍しておいで方々に、すらすらと教え始めた時、私は本当に驚きました。チャネリングもしていない状態で、教えていることの全てを、私は全く自然な方法で深く熟知していました。そうして教えた手法には驚くほど効果がありました。

その後ヒーリングクリニックで指導を始めた時、私は直接エネルギーを使ってヒーリングをしませんでした。私の手が熱くなることはありませんでしたし、クラウンチャクラも閉じたままで、チャネリングもせずに自分の知識と感覚だけで指導しているのです。常に周りにいるヒーラーさん達を指導して、その方々にヒーリングを行っていただいておりました。つまり私自身はヒーリングではなく、指導することに自然にフォーカスしていました。とても不思議な感覚でした。

一つだけ本当にはっきりしていたのは、ヒーリングを教えているとき、私は「ただ息をして在るだけ」という感覚でした。何の努力も必要なくただありのままの自分として生きているだけで、教えれば教えるほど元気になるのです。質問に答える度に、今まで息をしていなかった部分の自分が生き始める、そんな驚きと喜びに満ちた感覚でした。ただただ、喜びに満ちて、幸せで満足でした。「ただ息をして存在しているだけで、泉が溢れるように自然に顕わすにまかせるだけのことが、私の仕事なのだ」ということに衝撃的な感動を感じました。やっと本当に生まれてきたような気がしたほどでした。このとき、同じように満ち足りて自分であることを楽しめるように他の人たちのお手伝いをしていきたいと心から願いました。

そして今、それがリーブスインスティチュートの活動を通して行っていきたい私の仕事です。こうしてリーブスインスティチュートを通してご縁をいただきます皆様と、この喜びを分かち合いたい。そう思っています。

リーブスインスティチュート代表

仲裕美子